英会話のレッスンは、とにかく喋ることが大切です

友人と一緒にイギリスを旅行して、大英帝国の文化に触れて感激すると同時に、自分の英語力の無さが情けなくなり、帰国後すぐに英会話学校の体験レッスンを受けました。体験レッスンは、入学希望者10人ほどの集まりで、やはり女性が圧倒的に多い。比較的若い人が多く、遠慮しながらも会話をするという感じで、講師の先生とマンツーマンで話す機会もありました。どうやらレベルチェックも兼ねていたようです。
体験レッスン後のカウンセリングで、私は思いがけず中級レベルと判定されました。予想以上にレベルが高かった嬉しさで、その場で入学を申し込みました。週に2度の3か月コースです。本レッスンも10人程度の少人数、講師はカナダ人の先生ということでした。
レッスン初日に教室に入ると、体験レッスンの時一緒だった人は誰もおらず、平均年齢も多少高くなった感じ。皆かなり長くこの英会話学校に通っているらしいことがわかりました。何だか私は転校生になったようで落ち着きません。
レッスンが始まると、2人ずつのペアになり、講師の先生が出すお題に沿った会話をしたり、テキストを読んでわからなかったことを質問したり、という流れになります。
私は、60代とおぼしき女性とペアになりましたが、この方が凄かった。とにかく、喋る喋る、私が口をはさむ暇もないほど喋ります。時折、私にも喋るように促しますが、私が口ごもると、すぐに彼女が喋り出す。私は聞き取るのに精一杯です。
後でわかったことですが、この方は、熱心なあまり自分本位になり過ぎて、他の方からは少し敬遠されていた様子。必然的に、新入りの私がペアを組むことが多くなっていきました。
英会話のレッスンでは、とにかく喋らないと練習になりません。年配のパートナーに圧倒されている私を見て、カナダ人講師も苦笑い。時々、助け船を出してくれました。
何度か英会話レッスンに通ううちに、このままでは自分の練習にならない気がしてきて、クラスを変わることも考えましたが、あいにくスケジュールがあいません。結局、3ヶ月のコースが終了した時点で、再申し込みはしませんでした。英会話学校では、講師の先生と同じくらい、一緒に勉強するクラスメートとの相性も大切だと実感しました。
その後は、自宅でラジオの英会話講座を聴いたりして多少勉強していますが、1人での勉強は自分の進歩がわからず、むなしくなることもあり、なかなか続きません。会話の練習は相手があってこそのもの。別の英会話学校に行ってみようか、ちょっと迷ったりしています。