勉強をしていては英会話の習得は難しい

英語圏の人達と英会話ができる様になれば、どれだけ楽しいだろうかと考えた事がある人は多いでしょう。しかし、一旦頑張ってみたものの、その目標を達成する事ができる人はごく僅かというのが現状になっています。これには様々な理由が考えられる所ですが、英語を勉強しようという思いが強すぎる人が、上手くいかない事が多いです。どうしてなのか疑問に感じられたという方がいるかも知れませんが、考えてみればこれは当然になります。

例えば、私達が普段日本語を使って会話をしている時に、勉強をしようだとか、頑張って話そうなどと考えてはいないはずです。相手の言っている事を自然と理解する事ができて、自分の考えている事を簡単に声に出すことができるはずです。言葉というのはその領域にまで持っていかなくては使い物になりません。英会話もそれと同じという事になるでしょう。そこで大切になってくるのは、英語に触れる時間の長さという事になります。

1日1時間英語の勉強をしたとすると、相当頑張った様な気になるはずです。しかし、1日24時間という事を考えれば、たった24分の1にしかなりません。皆さんは日本語を1日にどれぐらい使っているでしょうか?話したり書いたりする時だけではなくて、それ以外の時でも絶えず頭の中で日本語で物事を考えているでしょう。英語もそれぐらいになるべきと言えば言い過ぎかも知れませんが、少なくとも1時間が長くないというのは理解できるはずです。

できれば1日中英語に触れ合っている様にするというのが大切になってきます。しかし、意味の分からない内容を延々と見たり聞いたりするというのは苦痛以外の何物でもありません。ですので、最初はまず聞くという事から始めるようにしてください。自分の好きなアニメとか映画などを英語で聞くようにする訳です。できるだけ集中してというのが大切になってくるでしょう。何となくという様では音声の聞き取りも不十分になってしまいます。

言葉というのは学校のお勉強というより、むしろ運動に近いと考えて頂いていいでしょう。自転車に乗りたいなら、実際にサドルに座ってペダルを漕ぐよりありません。知識としては理解していても、実際に体を動かさなくては意味がありません。英語もそれと同じです。頭でっかちになってしまっては逆効果です。それよりも大切なのは聞くことと見ることです。耳を慣らして映像を見て、英語の意味を理解するという事が大切になってきます。