車を英語で言うと皆さん大抵の方はcarと言います。中にはautomobileと言う方もいますが、最近よく効く言い方の中にはvehicleと言った言い方があります。このcar,automobile,vehicleと言った言い方は、結構難しい言い回しで本場アメリカの人達でさえうまく使えていない英語なのです。まず、carの意味は自動車なのですが、厳密に言うとトラックやダンプなど人以外の荷物や貨物を運ぶ物以外の車をcarと呼びます。ですのでダンプやトレーラー、トラックなどはcarと呼ぶのは不適切になります。この場合はautomobileが適切なのですが、正直、トラックやダンプバスなどを呼ぶ際、アメリカではバスはバスと呼びますし、トラックはトラックです。
ですので近年ではautomobileと言う言い方はしなくなりました。ちなみにバスやトラックはvehicleと言う言い方を使用すればすべて解決します。ですが、このvehicleと言う言い方にはちょっと癖があり、近年ではその意味も変わってきています。昔はvehicleの意味は乗り物すべてを呼ぶ言い方でトラックバスはもちろんのこと電車もvehicleと呼んでいました。ですが時代が進み、皆が乗り物に乗れるようになり、車は免許を取ることさえできれば誰でも運転できるようになり、言い方に差別化が量られるようになり、近年のvehicleの意味は移動手段の意味合いが強くなり、ヨットや飛行機もvehicleと呼ぶようになりました。つまり、船などもvehicleと呼ぶことからとりあえず移動する際の乗り物についてはvehicleと呼んでおけば恰好いいですし、便利な言葉になったわけです。
ただ、このvehicleと言い方、私はあまり好きではありません。飛行機を指す言葉もいちいちair vehicleと言いなおすのでどの規模の飛行機なのか分からないのです。小さなエンジンの自家用機なのか軍用機なのかすら分からないのです。言い方は恰好いいのですがいまいち、相手側の乗り物のイメージがつかめないのがvehicleと言った言葉なのです。車に使用する際は大きな車でもvehicleとよび小さな車でもvehicleです。
車の名前を言ってくれたのならどの規模か分かるのですが知らない車の名前だとどんな車か分からないので、このvehicleと言った言い方はあまり好きにはなりません。例えばsmall vehicleで本来の意味は小さな乗り物です。ですが近年では小型車といった意味で車を指すこともあれば、小型船で船を表す言葉かもしれませんし、飛行機かもしれません。キチンと英語の文面をすべてみて話の内容を理解していないとvehicleと言われただけなら日本人のイメージでは車をイメージしてしまうといったお話です。ちなみにアメリカ人同士でもあまり人の話を聞かない人がvehicleと言われると大抵車をイメージするそうです。だったら恰好つけてないでcarと言えばいいのにですがね。